まず結論として、筋膜ガンはフォームシャフトの代わりになりますが、緊張の代わりにはなりません。筋膜ガンとフォームシャフトの原理は同じですが、ストレッチの原理とは異なります。筋膜ガンは筋膜を弛緩させることしかできず、筋肉を伸ばすことはできません。正しい弛緩の順序は、まず筋膜を弛緩させてから筋肉を伸ばすことです。筋膜が弛緩することで結節のみが縮小し、筋膜は滑らかになりますが、筋肉は伸ばされないため、筋膜ガンを使用した後に筋肉を伸ばすことができます。

筋膜ガンで体重と体型が減り、脚が細くなる?
ファシアガンには減量効果やシェイプアップ効果はありません!実験結果によると、ファシアガンの振動だけで減量することは不可能です。ファシアガンで減量できるという宣伝文句は、紛らわしいものです。さらに、局所的な振動やマッサージでは減量できません。運動学や代謝メカニズムの観点からは、何の根拠もありません。

ファシアガンの使い方
筋膜ガンは、腕、太もも、下腿、腰、広背筋、胸筋など、筋肉が密集している部位に使用します。同時に長時間マッサージすることは避け、筋肉の上で前後に動かすのが最適です。
リハビリ医師が指示する筋肉の弛緩に適した部位は以下のとおりです。
僧帽筋上部の緊張は、局所的な痛みや痙攣を引き起こします。頸椎の動きに不快感を覚える主な原因は、長期にわたる慢性的な緊張や疲労です。筋膜ガンを用いて僧帽筋上部の腹部を弛緩させることは、非常に効果的な鎮痙作用を発揮します。
広背筋:腰痛は私たちの日常の生産活動にしばしば影響を与えます。広背筋は肩甲帯後部に位置し、上肢と中軸骨を繋ぐ扁平な三角形の筋肉です。しかし、広背筋は腰椎の下部と胸部を覆っています。腰椎の屈曲、伸展、側屈は常に筋肉を引っ張るため、時間の経過とともに痛みが生じます。腰部を筋膜ガンで治療することで腰痛を軽減できる可能性もあり、これも治療を選択する際の重要なポイントです。
下腿三頭筋:下腿の後ろ側にある腓腹筋とヒラメ筋を含む筋肉群の総称です。歩行やランニングが得意な人でも、下腿三頭筋に強い緊張を抱えている人は少なくありません。このような場合、筋膜リリース法を用いて下腿三頭筋を前後に動かすことで、筋肉の緊張を和らげる非常に効果的な方法となります。
投稿日時: 2022年5月5日